泰明画廊 TAIMEI Gallery
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2021年4月9日(金)~4月30日(金)
今回、旅するのはフランスとスペイン。
それぞれの文化や風土は違えど、古くから現地の方々から愛されて続けていることには変わりません。
白鳥先生はその美しい風景の印象を柔らかなタッチで描き上げ、大歳先生は明るい色調はそのままにやや速い筆致で街の風景を描き上げています。
なかなか旅行に出かけにくいなか、この展示が皆さんをワクワクさせるものになることを願います。
スペイン
 マドリードの
  北東部にあります
白鳥 昌「アティエンサの眺め」10号(45.5×53.0cm)
アティエンサはスペイン・マドリードから北西部にある小さな村で人口はおよそ450人です。「スペインでもっとも美しい村」として認定されています。村は柔らかなオレンジ色の屋根が特徴的な建物が立ち並び、石造りの家が中世を彷彿させます。毎年、何百年もの歴史がある馬のお祭りが開催されることで知られています。
白鳥先生の作品を見てみると、全体的に柔らかな色調がその牧歌的な雰囲気を見事に表現しています。

スペイン
マドリードの
南西部にあります
白鳥 昌「トルヒーヨの展望」6号(31.9×41.0cm)
トルヒーリョが正式名称のようで、スペインの南東部にあります。こちらも中世時代の面影が残る街並みです。名物はサンタマリア教会。今回の作品も教会が描かれています。小さな街の様子と遠景に広がる広大な大地が印象的です。白鳥先生の持つ明るい色調がトルヒーリョの街をのびやかに描き上げています。
大歳克衛「フランス サン・スイルの集落」
              5号(27.0×35.2cm)
100メートルの岩壁に建つ、ロット川を見下ろす人口約200人の美しい集落です。戦火を免れたことから、13~14世紀に建てられた建造物が多く並び、村の中心に位置するサン・シル教会は歴史的建造物に認定されています。
「フランスの最も美しい村々」の一つで、「フランス人が好きな村2012年」ではNo.1に選ばれました。夏には窓辺が花で飾られ、芸術家にも愛されるこの美しい村は、フォアグラが美味。高台からは、置き物のように可愛らしい村と渓谷が一望できます。


      白鳥 昌

   1980 個展(泰明画廊)
   1981 東京芸術大学大学院修了
   1985 個展(泰明画廊)
   1992 個展(福岡玉屋)
   1993 個展(福岡玉屋)
   1994 個展(京王プラザホテル)
   1996 個展(名古屋三越)
   1998 個展(横浜高島屋)
   2001 個展(泰明画廊)
   2006 4月 個展(東京會舘)
       8月逝去
   2007 遺作展(泰明画廊)


     大歳 克衛

  1929 広島に生まれる
  1954 東京芸術大油絵科卒業
  1956 国画会初入選
  1958 同会新人賞 翌年、安井賞候補
  1962 国画会会員となる
  1964 1年間パリに滞在
  1970 日本洋画商協同組合展に選出
  1994 広島市立大芸術学部教授就任
  1998 同大大学院教授就任
  2000 同大名誉教授となり、
      中国文化賞受賞
  2014 6月逝去
©  2000 -   TAIMEI GALLERY

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